くるるの杜 課外授業
20170615 道産食材の美味しさと栄養に感謝する一日
 農業体験などを通して食と農への理解を深める「くるるの杜の課外授業」。6月15日は、ホクレン食と農のふれあいファーム「くるるの杜」で、ハウス栽培のトマト収穫と調理加工体験が行われました。北海道新聞社が発行するフリーペーパー「オントナ」との共同開催企画です。
 今回は、ホルモンバランスの調整や体調改善に役立つ旬の食材と料理をテーマにしたところ、300人を超える応募があり、関心の高さがうかがえました。応募者の中から、抽選で16組24人が参加しました。
「くるるの杜」へ到着!参加者全員で記念撮影
赤く実ったトマトを選んで収穫
 トマトのビニールハウスでは「くるるの杜」のスタッフから、栽培中のトマトの品種や生育状況、収穫の仕方などについて説明を受け、調理に使う大玉の「パルト」と、ミニトマトの「ピンキー」などを収穫。調理加工体験室に移動して、今回のテーマに沿ったトマトや大豆などを使った3品の料理を作り、試食も楽しみました。
「くるるの杜」のスタッフ部坂真奈子さんによる道産食材の栄養についてのお話
協力しながら調理をする参加者
 調理の講師は、管理栄養士の資格を持つ「くるるの杜」のスタッフの部坂真奈子さんが務めました。調理では、3品の料理に使う食材を選んだ理由を、骨粗しょう症の原因と発症のメカニズムなども交えて丁寧に説明し、参加者たちは真剣な表情で聞き入っていました。以下は、その抜粋です。
 女性ホルモンの一つ、エストロゲンの減少が骨粗しょう症の要因となっています。エストロゲンは骨にカルシウムを沈着させ、骨量の維持や血中コレステロールの上昇を抑える大切な役割を持っていますが、年齢を重ねるにしたがって減少します。また、加齢と共に食が細くなることでカルシウム自体の摂取量が減ることや、小腸でのカルシウム吸収が低下することも骨粗しょう症の原因になると言われています。さらに、体内の血中カルシウムが減り、骨からカルシウムが流出することでますますカルシウム不足に陥ります。
 この大切なエストロゲンと同じような働きをするのが、大豆に含まれるイソフラボンです。また、大豆にはカルシウムや食物繊維も豊富に含まれており、骨粗しょう症の予防にとても良い食材なのです。大豆イソフラボンは腸内環境が整った中でエクオールという物質に変換されることで、エストロゲンのような働きをするので、腸内環境をしっかり整えることもとても大切です。
白和えに使う、色鮮やかにゆであがったアスパラと人参
自分で収穫したトマトをまずはそのまま試食、「おいしい!」
トマトと大豆を使った「チリコンカン」のデモンストレーション
「チリコンカン」「白和え」「野菜ミルクスープ」の完成
 この大豆をおいしく、そして含まれる栄養素を効果的に取り入れられる、トマトたっぷりの「チリコンカン」、カルシウムの吸収率をアップさせるビタミンDを多く含む舞茸を使った「白和え」、腸内環境を整える食物繊維とカルシウム豊富な「野菜ミルクスープ」を全員で調理。試食では「おいしい!」という声が口々に上がり、参加者からは「参考になった」などの感想がたくさん寄せられました。
 また、部坂さんからは締めくくりに、「人間の身体と土地は切り離せない関係がありますので、ぜひ美味しい北海道産の野菜をたっぷりと使ってますます健康な生活送っていただきたいと思います。」と「身土不二」の考え方について触れるコメントがありました。
 感想をいただいた中で、何人かの参加者の皆さまからいただいたコメントを一部ご紹介します。
「トマトの収穫が楽しくて、栄養についての話しもとてもためになりました」。
「料理実習みたいのが久しぶりでとても楽しかった。チリコンカンは初めてでしたがとてもおいしい。いいアイデアをいただきました」
「体にとっていい栄養の摂り方を学ぶことができました。今日の料理は全部自宅でも作ります」
「ビタミンのことについても教えてもらえてとてもよかった」
「私も保育園で栄養士をしているので今日の内容はとてもよかったです」。
「トマトが本当に甘くておいしくて、個人的にまた収穫体験に来ます。イソフラボンとエストロゲンのことはとても勉強になり、今日は収穫がいっぱいありました」
体験スナップ
体験スナップ
体験スナップ
体験スナップ
体験スナップ
体験スナップ
体験スナップ
体験スナップ
前の記事
次の記事
トップページへ戻る
「食と農と」トップページへ戻る