くるるの杜 課外授業
20180929 FMノースウェーブ ホクレン Seasonal Recipes 出張版 くるるの杜の課外授業 DJわたなべゆうかと行く稲刈り体験ツアー
消費者が生産者の圃場を訪れ、農作業体験や交流を通じて食と農への理解を深める「くるるのもりの課外授業」。今回も田植えツアーに引き続き、札幌のFMラジオ局、FMノースウエーブとのタイアップで、DJのわたなべゆうかさんが同行。札幌市内や近郊から11組28人の親子が参加し、本州からの修学旅行生のファームステイや札幌市内ほか近郊の小中学生農作業体験を受け入れている「グリーンツーリズムしんしのつ」の協力により、新篠津村で稲刈りと野菜の収穫を体験しました。
稲刈りの前に、参加者たちへ今年の作柄や「はさがけ」などについて話す米林社長(左)
わたなべゆうかさん(左)と一緒に、楽しい稲刈り体験
稲刈りは、真っ青に晴れ渡った秋空の下、6月2日に行われた「くるるの杜の課外授業」の田植え体験を行った新篠津村の「米林農園」で行われました。参加者の半数近くは、6月2日の田植えも体験。自分で植えた苗が育ち、黄金色の稲穂が辺り一面に広がる景観を感激の面持ちで眺めていました。

稲刈りを始める前に開会式が行われ、「グリーンツーリズムしんしのつ」の米林正志会長が挨拶。「今年は天候が不順で日照時間が少なく、台風もありましたが、どんな条件であろうと農家は安全で安心、品質のいい農作物を消費者の皆さんに食べていただこうと全力を尽くしています。味は例年と変わりなく美味しいはず」と作柄を説明しました。そのあと、鎌を手に稲刈りを実際にやって見せ、刈り取った稲を稲わらで素早く束にして「脱穀した後の稲わらはこのように使ったり、昔は畳の材料や縄にしていました。米は捨てるところの無い作物なのです」と話すと、参加者から「すごい!」という声が沸き上がっていました。

参加者たちは、さっそく稲刈りを開始。初めて鎌を手にした子どもたちは真剣な表情で稲を刈り取っていました。わたなべゆうかさんも子どもたちと一緒に稲刈りを体験。稲刈りの後は脱穀作業で、昔の足踏み式と電動式の脱穀機をそれぞれ使い、稲から籾を落とします。米林会長は作業を指導しながら、籾から精米までの行程や美味しくご飯を食べるための米の保存方法などを説明。参加者たちはうなずきながら、熱心に聞き入っていました。
刈り取った稲束を手に「やったぞー!」と元気いっぱいの参加者たち
「わぁ〜、お米がいっぱい」。脱穀した後の籾の手触りを楽しむ女の子
いい汗をかいた後は、新篠津村保険センターへ移動し昼食。「グリーンツーリズムしんしのつ」の会員たちも参加者と一緒に食事をし、普段の献立や農家の暮らしぶりなどさまざまな話題で交流を深めながら、おにぎりと豚汁に漬物でおなかを満たしました。
親子一緒に昔の足踏み式脱殼機を体験
お昼ご飯の後の食休みは、わたなべゆうかさんと米林社長の掛け合いトークでリラックス
午後からは「大塚ファーム」へ移動。代表の大塚裕樹さんから台風による被害状況や無農薬有機栽培について説明を聞いた後、大根の抜き方を教わり、子どもたちがさっそくチャレンジ。土の中から引き抜くときの手ごたえに顔を輝かせていました。ミニトマトは8種類あり、大塚代表がそれぞれの味の違いを説明。親子でビニールハウスに入って味を確かめながら収穫と試食を楽しみました。

収穫体験を終えた後、質問タイムが設けられ、子どもたちからの「野菜は何種類作っていますか?」や「一番栽培が難しい作物は何ですか?」などの質問に大塚代表は「全部で60種類くらいを作って来て、今は30種類です。難しいのは元々暖かい地方の野菜だった『さつまいも』です。今日皆さんが昼食で食べた『甘納豆』はうちで作ったものです」と丁寧に答えていました。

ツアーの最後に米林会長は、「今年は本当に大変な年でしたが、生産者はすでに来年の営農に向かって気持ちを切り替えています。これからもより良い農産物を作る努力をしていきます」と力強く話していました。
大根の抜き方を実演して見せる大塚代表
ミニトマトの収穫体験は美味しくて楽しくてお腹もいっぱい
参加者コメント
佐藤健太郎さんご家族は、中学1年と4歳の息子さんと親子3人で初めての稲刈りに参加。「祖父母が畑をやっていたので農業にはなじみがありましたが、釧路出身で地元に田んぼが無く、以前から田植えや稲刈りをやってみたかった。子どもにもこういうことを体験させたいと思っていました。」中学1年の息子さんも、「稲刈りは楽しくてもっとやっていたかった。時間が短く感じました。農業には元々興味があります。将来は農業をやろうかな。」と頼もしい一言。
村上清さんご家族は奥様、小学校2年の息子さん、3歳の娘さんと親子4人で稲刈りに初参加。「稲刈りは初めてでしたが、けっこう大変でした。普段は農業に接する機会がないので子どもたちに体験させたいと思っています。どうやってお米が出来るのかとか分かってくれると食べ物を大事にしてくれると思います。」奥様は、「米林さんが『今年は去年に比べて作が悪いけれど農家は来年のことを見据えている』とおっしゃっていたのが印象的でした。食べる方も感謝して食べたいと思います。」とコメント。
阿部雅子さんは、小学3年の息子さんと親子2人で参加。「普段から食べ物には気を付けています。ラジオでこのイベントを知って、稲刈りをしてみたいと思って初めて参加しました。息子は将来の職業候補に農業も入れているみたいなので、もっとやりたかったみたいです。来年は田植えもしたい。今日のお話しで、農家の人たちが台風とかいろいろな被害を受けてもあきらめないで頑張っていることが良く分かりました。」息子さんも、「今日はすごく楽しかったです。稲刈りや大根を抜いて、もっと農業をやりたくなりました。」とこちらも頼もしい一言!
藤島崇さんご家族は奥様、小学2年の娘さんと親子3人で参加。「6月の田植えに来ていて、ちょうど植えたあたりの稲を刈ることができて子どももうれしかったと思います。」奥様は「植えた苗はどうなったのかなと思い、ぜひ稲刈りもしたいと思っていました。娘は鎌を持つのが最初怖かったみたいですが、小さかった苗がこんなに大きくなっていて喜んでいました。普段から食べ物には気を付けていて、買い物でも北海道産があったらまずそこから選びます。農家さんはもう来年のことを考えているというお話も印象的でした。」と思い出たっぷりの一日を振り返りました。
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