[ももプー]
つくってみたく
なるゾ!

ホクレン“農”感塾 2009なるほど農業体験レポート6

ひとつの野菜にもいろんな芸がある!?
ボクたちも負けずに料理の腕を磨くのだ!

ホクレンと農協観光では、みんなの食卓と深いつながりのある農業や酪農の現場を訪れて、
「農」と「食」を楽しく学ぶバスツアーを行っています。
第6回目は、ヤーコンの収穫とニシン漬けづくり!楽しい1日を「ももプー」がレポートします。

10月31日、ヤーコンの収穫に岩見沢の栗沢町へ。ヤーコンって、聞いたことはある。でも食べたことはない。ほとんどの子たちにとって、ヤーコンは未知の食べもの。このあたりの田んぼや畑は収穫が終わっているようだけど、ヤーコンってどこにあるのかな?バスが止まった青木さんの畑で、ワサワサとしげった葉っぱを発見!これがヤーコン。[Photo:ヤーコン収穫]
1本でも
大収穫!食べるところは土の中だよ。さっそく抜いてみよう。んっ、かなりしぶとい?上に引っ張るだけでは抜けないね。「根本をグラグラと動かしながら抜いてね」と青木さん。土をほぐしながら、ヨイショッ!ワッ、イモがいっぱい!!

[Photo:ヤーコン収穫]
1本でも
大収穫!
[Photo: 収穫したヤーコン]
葉はお茶に
なるよ ヤーコンは、イモじゃない!?

イモのような実を割ってみると、ジュワーッと水分が。かじると、ほのかに甘い!ヤーコンって、何もの?「サツマイモのような形ですが、イモではありません」と青木さん。ヤーコンには、イモのようなデンプンはなく、80%以上が水分。だから生のまま食べてもOK!なんとも不思議な食べものだけど、おなかの働きを助ける成分フラクトオリゴ糖をはじめ、ポリフェノールや食物繊維などが豊富なことから、注目されている野菜なんだ。

[青木さんに聞きました]
ヤーコンのおいしさ、
たくさんの人に知ってもらいたいな。

「体にいいものがいっぱい詰まっているから、もっと普段のお料理に取り入れてほしい」という青木さん。アンデス高原原産で、涼しい北海道の気候に向いているヤーコン。この岩見沢栗沢町のほか道内のあちらこちらでつくられているそうです。ヤーコンは虫に強く、逆に化学肥料には弱い。だから、農薬や化学肥料は使っていないのだとか。そんな青木さんたちのヤーコンは、地元小学校の給食でも、子どもたちに親しまれています。「収穫したヤーコン、いろんな料理で楽しんでください。みなさんの周りからも、このおいしさが広がっていくといいですね」。

[Photo:食事]
ヤーコンって
芸達者! そこまでやるか、ヤーコン!

お昼ごはんのテーブルには、ドライカレーに、きんぴら、漬物、スティックサラダ、パイと、生産者のみなさん手づくりのごちそうがズラリ。じつはこれ、みんなヤーコン!子どもたちに大好評だったのは、ドライカレー。ヤーコンの甘みで、マイルドな味わいです。きんぴらも、砂糖はいらないのだとか。驚いたのがヤーコンパイ。まるでナシかリンゴのパイみたい!ヤーコンをシロップ煮にして入れたんだって。ヤーコンの幅広いおいしさに大人たちも夢中。産地からいろんな料理が生まれると、野菜はさらに魅力的になるんだね。

産地で教わったヤーコンメニュー

※ヤーコンは、調理の前に皮をむいて酢水で5分ほどアク抜きします。

ヤーコンのおいしさ、
たくさんの人に知ってもらいたいな。

ドライカレー/

玉ねぎや肉のほかに、アク抜きしてみじん切りにしたヤーコンをプラス。

めんつゆ漬け/

アク抜きしたヤーコンを市販の麺つゆ(好みで醤油を加える)に漬ける。半日で食べられる。

シロップ煮/

ヤーコン500g(さいの目に切る)をアク抜き(この場合は10分)し、2〜3分ゆで、シロップ(砂糖180g 水300ml)に漬ける。

[Photo:ニシン漬けづくり]
ごはんが
すすみそう! 伝統の味に、挑戦だ!

午後からは、岩見沢の野菜を使って、北海道の漬物、ニシン漬けづくり。秋までにとれた地元の野菜を漬物にしておけば、雪が降ってからでも食べられるんだよね。昔の人って頭イイ!今回トライしたのは、簡単につくれて早く食べられる「早技ニシン漬け」。生産者の北村さんに教わりました。ショウガとニンジンは千切り、大根、キャベツはザクザクと。あわせて3kgもの材料を、とにかく切って、切って。頑張った分、できあがりが楽しみだよね。味の決め手は、なんと缶の甘酒!「これでコクを出します」と北村さん。材料をすべて漬物袋に入れて、よくもんだら完成。3日漬けたら食べごろだよ。待ち遠しいね。

※このニシン漬けは、漬けた日から約10日で食べ切るタイプです。

[北村さんに聞きました]
どんどん自分でつくってみよう。
食べることが、すごく楽しくなるから。

本来のお仕事は農業ですが、地元岩見沢の野菜をもっと食べてもらおうと、農感塾のような体験ツアーやセミナーで漬物づくりを教えている北村さん。「男の子も女の子も、どんどん台所に入って、料理をしてほしい。自分でつくると、どうしておいしいのか、どこが大変なのかが分かる。感謝の気持ちも生まれる。そうすると、味わいが深くなるんだよね」。料理の腕を磨けば、北海道のおいしい野菜が、もっとおいしくなるという北村さん。今回の体験をきっかけに、お母さんのお手伝い、さっそくはじめてみませんか。

“農”感塾2008